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それぞれの7草がゆ・サンクルス編

 ― ―サンクルス― ―

 リュークの目の前で、こんもりとした草の塊が湯気を立てている。
 「おい、キッチェ!何だ!?コレは?」
 「7草がゆよ!いろいろ集めてたら70草がゆ、くらいになっちゃったけど」
 「な……70!?食べちゃいけない猛毒的なモノは混ざってないだろうな?」
 

ぎくっ!
 「そ……それが……味見をしたテイオーが少々ヤラれちゃって」
 見ると、テイオーが何やら数をかぞえている。
 「108、109……」
 「いやあァァ~~~!!煩悩がっ!!110コの私の煩悩が襲ってくる~~!!」
前脚を高く上げ、暴れ馬のように、いななくテイオー!

 「じょ……常人より煩悩数が多いわね」……とキッチェ。

 「おいっ!完全に幻覚、視てんじゃねーか!マジック・マッシュ ピ~ とか混入してんだろ!?」

 ふわーん
 そこに、なにやら良い香りが漂ってきた。

 前方で、マリアとダイダロスが、ちゃんとした7草がゆを作っている!
 「あっ!リューク、おはようございます!!ダイダロスが正式な7草を探してくれたから!」
 「うむ!7草とは健康のために食すモノだからな!テイオーが食べたモノにはトリカブト、曼珠沙華の根、ヘクソカズラ、ハエトリソウなどが含まれていた!」

 「よ……よく生きてるな……」
 「しかし、サンクルスは植物の宝庫だな!ぜひ研究や栽培をしたいものだ!」

 キッチェが、もう待ちきれないと言った表情で手を合わせる。
 「ダイダロス!難しい話は後、後!頂きま~す!」

 マリアがみんなの前に完成した7草がゆを差し出した。
 「熱いから、気を付けてね」
 「サンキュっ!んじゃ、いっただきま~~す!」

 こうして、サンクルスの7草の日は過ぎていくのであった。
 ♪ポロン
 by謎の吟遊詩人(明日はテラ編)

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